北海道産えん麦(オーツ麦)について

北海道のえん麦(オーツ麦)の歴史

オートミールの原材料であるえん麦(燕麦)は冷涼で多湿の気候に育ち、土壌を選ばないため、北海道に適した作物です。北海道でえん麦の栽培が始まったのは明治初期。主に農耕馬の飼料として多くの農家で栽培されていました。農耕馬は現在のトラクターの役割を果たしており、えん麦はいわばトラクターの燃料ものでした。

当社創業者の戸部佶は大正時代に欧米に視察に赴き、アメリカでクエーカー教信者がオートミールを食べているのを見て、北海道にすでにえん麦が大量に栽培されていたから、帰国後すぐにオートミールを北海道で製品化しました。
その当時、日本にはオートミールを食べる習慣など全くなく、「馬の餌を人間に食べさせるのか!」と批判されました。
日本でのえん麦の栽培面積は昭和17年の15万ヘクタールが最高で、そのうち14万ヘクタール近くを北海道が占めていました。北海道では昭和20年代前半まで、えん麦が米に次いで生産されていました。
戦後、トラクターの導入と共に農耕馬は激減し、飼料としてのえん麦の生産量は激減。昭和30年代の北海道での作付面積は3万6千ヘクタール弱にまで減少しました。現在、食用のえん麦は当社工場近隣の契約農家の皆様が栽培しており、弊社が製造する北海道産オートミールの原料として使用されています。

 

近隣農家の取り組み

日食では創業以来、北海道産えん麦(オーツ麦)を加工し、オートミールを製造販売してきました。北海道でのえん麦栽培が昨今急激に減少したため、2005年より北海道の農業試験場から5〜6種の種を譲り受け、由仁町にある自社の試験農場で異なる品種のえん麦を栽培し、種子の保存に努めています。

現在、北海道で食用のオーツ麦を栽培しているのは、日食が契約している農家の皆様だけです。昔はどこの地域でもオーツ麦を栽培していたのですが、その習慣はすっかり途絶えてしまっていたため、えん麦の栽培再開にあたり、多くの生産者の方々は先代に指導を仰いだそうです。最初は試行錯誤でしたが、品種を変えるなどし、少しずつ収穫量も上がってきています日食がオートミールを製造しはじめた昭和初期からずっと、北の大地の農家の皆様に栽培していただいている北海道産えん麦を是非ご賞味ください。

 

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